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理事長菅野 良二
特定非営利法人梨の里は、高齢者と障がい者のための通所複合施設として平成17年に誕生しました。福島県内初となる複合型施設のオープンに当たって私たちは、高齢者も障がい者もひとりの人間として住み慣れた地域で生活していくことを基本理念に、利用者もご家族も心豊かに暮らせるような施設運営を心がけて参りました。利用者の皆さんの幸せを願うスタッフが準備するプログラムは、実に多様で多彩です。洗濯や外出など家族との暮らしに役立つプログラムもあれば、障がい者の皆さんが作ったおやつを高齢者の皆さんと分け合っていただいたり、逆に毎年恒例になった果物狩りでは、生産農家の方々のご好意に感謝しながら収穫の喜びを味わったりなど、それぞれに「生きがい」「やりがい」を感じながら毎日を謳歌しています。
お蔭さまで現在、15人の高齢者と36人の知的障がい者が一つ屋根の下で楽しく過ごしています。利用者の皆さんにとっては、日々通うことから生まれる生活のリズムが心にも体にもよい刺激になるようで、2つの機能を持つ施設の中はいつも笑顔が絶えません。私たちは、これからもサービスの中身をブラッシュアップさせながら地域になくてはならない施設を目指し精進して参ります。